4人に1人の妻は、お小遣いをもらっていないという統計があります。
あなたの家計はどうですか?
もし「私は専業主婦だから、お小遣いがもらい辛い」なんて肩見せまい思いをしているのなら、お金に対してもなんだかポジティブに考えられないですよね。
そこで!今回は、
- 世間の専業主婦のお小遣い事情
- 専業主婦もお小遣いをもらった方がメリットがある!
- お小遣い制を実施するなら決めておいた方がいいルール
このような記事を書いてみました。
家計費の見える化をすることにも繋がるので、ぜひ参考にしてみてくださいね~♡
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目次
【現状】妻のお小遣い平均と格差をチェック
まずは専業主婦のお小遣い事情を、統計をもとに紹介していきます。
妻のお小遣い平均は19,376円
明治安田生命が2018年5月に出した報告書「家計に関するアンケート調査」によると、妻のお小遣いの平均は19,376円だったようです。
平均だと、2万円ももらっていないのですね。
ただ、これはあくまで平均のお話。
金額別の統計を見てみると「お小遣いはもらっていないよ!」という20代妻は23%。
つまり、4人に1人は「お小遣いゼロ」が現状なようです。
報告書をもとに、グラフを作成してみたのですが、こう見ると10人に1人は5万円以上のお小遣いがもらえているというのも現状なので、私としてはとても羨ましい限りです。
夫のお小遣いとの差額は1万5千円にのぼる
妻のお小遣い平均が2万円に満たない金額でした。
こに対し、夫のお小遣い平均は34,699円と、夫婦で差がみられています。
1万5千円の差額は大きく感じますよね!
ただ、考慮すべき点もあります、
- 夫はお小遣いの中から、会社で食べる昼食代を払っているケースがある
- 妻が家計の財布から「日用品」という名目で化粧品を買っているケースがある
- (実際に財布のひもを握っているのは、妻が6割以上、夫が2割、夫婦別が1割強)
「専業主婦」と「共働き夫婦」では1万円以上の格差あり
次に、「専業主婦」と「共働き夫婦」のお小遣いの格差を見ていきましょう。
博報堂こそだて家族研究所が2013年に出した統計「ママのワークスタイルと消費」によると、働く妻と専業主婦ではお小遣いの金額に差がみられたようです。
「1か月に自分のために使えるお金」という名目でのアンケートだったのですが、フルタイムのママと、専業主婦のママでは、お小遣いに1万2千円もの差がありました。
☞フルタイムのママ:26,725円
☞パート・アルバイトのママ:15,562 円
☞専業主婦のママ:14,942 円
フルタイムで働いていると、仕事関係の交際費もあるかと思いますが、夫婦共働きによる世帯収入の底上げがお小遣いUPに繋がっているのでしょう。
また、心理面として「私だってこんなに働いているんだから、これだけもらって当たり前!」という自信が、金額に影響している気もします。
しかし、フルタイムで働いているママのお小遣いと、夫のお小遣いに、8000円もの差が見られたのも興味深いですよね。
フルタイムで働いているママのお小遣い「26,725円」
夫のお小遣い「34,699円」
⇒約8,000円の差!
フルタイムで働いていても、夫の方がお小遣いがはるかに多いのです。
専業主婦がお小遣いをもらわない理由
20代の妻は、4人に1人の割合でお小遣いをもらっていないのですが、なぜそれほど多くの妻はお小遣いをもらわないのでしょうか。
考えられる4つのパターンを紹介します。
①働いていないので、お小遣いをもらい辛い
お小遣いをもらっていない妻はたくさんいますが、「実はお小遣いが欲しい」と半数近くの人が感じているというデータが出ています。
お小遣いが欲しいのにもらっていない。
この現状を作り出している理由として、やはり働いていない自分に引け目を感じている人が結構いるのではないでしょうか。
「俺は仕事しているから大変なんだぞ!」という夫からの圧力を感じている人もいるかもしれませんね。
私自身も専業主婦なので、「夫の収入からお金をもらうなんて、申し訳ないな」と思うことはよくありますよ。
②家計がギリギリなので、妻のお小遣い分を算出できない
妻がフルタイムで働いていると、世帯収入がグーっと底上げされますよね。
夫だけの収入では暮らしていけるけど、「妻のお小遣い分を算出する余裕がない」という家計もあるでしょう。
③家計の管理が別だったので、専業主婦になっても今更もらい辛い
私の友達に結構いるパターンです。
出産前までは共働きで、家計の管理は夫婦別にしていたのに、子どもが生まれて自分だけ仕事をやめてしまったから、収入源がありません。
でも、いまだに家計の管理が別々だから、お小遣いがもらえない。
退職した場合は、育休手当がありません。それに、仕事復帰へのめどがたっていなければ、月々の出費は自分の貯蓄をきりくずすほかありません。
でも、今まで家計の管理を別々にしてきた影響で、お金の話をあまりしていないという夫婦も多く、「今さらお金の話を持ち出すのは気が引ける」という人も多いのではないでしょうか。
④生活費の中でやりくりしているので、「お小遣い」という名目がいらない
このパターンも結構多いです。
化粧品、服、ランチ代など、妻にまつわる出費はすべて「生活費」という名目で家計から算出しているケースです。
「お小遣い」という制度に必要性を感じていないのでしょう。
家計簿をつけていない、もしくはオオザッパにしか把握していないよ!という家計に、このパターンは多いのではないでしょうか。
お小遣いをもらう3つのメリット
ここからは、夫婦ともにお小遣い制を採用するメリットを紹介していきます。
メリット:①専業主婦も労働をしているんだ!という自覚が夫婦ともにもてる
妻もお小遣いをもらうことで、「専業主婦も労働をしているんだ!」という自覚に繋がるのではないでしょうか。
よく、専業主婦の労働(家事や育児)を、時給や年収に換算するといくらになるのか?という議論が行われますよね。
このようなデータがあります。
専業主婦の労働を年収換算すると・・・
- 内閣府が年収200万円弱と算出
- アメリカの求人情報提供会社は年収1200万円と算出
「あなたは年間1200万円分の労働をしていますよ!」と言ってもらえると、専業主婦にとっては「認めてくれてありがとう!!」と嬉しく思う人は多いのではないでしょうか。
ただ、世間が算出した数字よりも「妻は労働をしている。家族の支えになっている。」という自覚を夫にしっかり感じてもらいたいですよね。
さらに、自分自身が「仕事で収入を得ていない」という事実にひけめを感じないためにも、専業主婦もお小遣いは堂々ともらうべきです。
逆に考えると、妻だけお小遣いをもらっていなかったり、旦那よりも明らかに金額が少ないという事実こそが、「働いている旦那の方がえらい」という先入観を植え付けている可能性がありますよ。
旦那をたてたい!という気持ちも分かりますが、たてる方法は他にもあるはず!
自由に使えるお金は、夫婦同じ金額をもらうべきです。
メリット:②自由にお金を使えるので、妻の行動力が上がる
- 「新しい資格をとってみたいけど、夫が稼いだお金で受講料を払うのが申し訳ない」
- 「スポーツジムに通ってみたいけど、夫はゆるしてくれるかな?」
妻が何か新しいことを始めてみようと思うたびに、夫の顔色が気になってしまうようであれば、せっかくのやる気も失せてしまいますよね。
「私のお小遣いなんだから、これは自分の判断で何に使ってもいい!」って思えるお金があれば、妻の行動力があがること間違いなしです。
しかも、妻がウキウキするような趣味や目標が見つかれば、家事や育児に対しても気分よく向き合えるようになるものです。
妻の機嫌やメンタルというものは、家族全体の幸福度に大きく影響するので、金銭的な障害が妻の行動力を妨げてはいけないのです。
メリット:③不透明になっていた妻の出費が明確になり、支出が減る可能性がある
妻の化粧品や美容院、衣服代やランチ代などを、「生活費」の中に含めて払っている場合、妻にかかわる支出がどのくらいあるのか、あいまいになってしまいます。
「私はお小遣いもらっていない」と言いながら、実は夫のお小遣い以上の支出をしている可能性はありますよ。
特に、家計簿を明確につけていない場合は、見えない支出が多くなり、妻に関する出費もかさんでいる場合があります。
お小遣い制という名の、支出の上限を作ることで、全体的な出費が抑えられる可能性を考えてみてください。
お互いに!お小遣いをもらうルールを作ろう
これから夫婦ともに、お小遣いにしよう!と決心したあなたへ、これだけは最初に決めておいた方が、お互い不満なく過ごせるよ!というルールの提案をさせて頂きますね。
どの範囲までお小遣いでまかなうか決めておこう
趣味、仕事での付き合い、接待ゴルフ、資格取得の勉強代、ランチ代、衣服・化粧品代、病院代、美容院代・・・。
どの範囲までそれぞれのお小遣いでまかなうのか、ある程度は決めておくことをおすすめします。
「僕はお小遣いで仕事の日の昼食代を払っているのに、きみはランチ代を生活費から出しているよね!」などのトラブルを回避できますよ。
足りなくなった時のルールを決めておこう
会社の飲み会のシーズンや、接待でのゴルフなどが重なった場合は、我が家では1万円程度追加でお小遣いを渡す場合があります。
家計を管理している私の采配(さいはい)が大きいのですが、時々夫が「今月出費が多いんだぁ・・・。」とボソッと言う時があるので、その時は渡すようにしています。
ただ、もともとお金をたくさん使ってしまう人や、ギャンブルをしている人の場合は、足りなくなるたびに追加で渡してしまっていては家計がもたないですよね。
妻の場合も、たまたま化粧品を使い切るタイミングがかぶったり、同窓会や結婚式が重なったりすると、お小遣いではまかないきれない場合があります。
お互い、お小遣いが足りなくなった時に、どのように対処するのかも、最初に話し合ってみるといいですよ。
ボーナスの使い道を決めておこう
ボーナス月に、お小遣いUPをしている家計も多いのではないでしょうか。
その時に、夫婦ともに同じ金額分がお小遣いが上乗せされるのかどうか、これを初めて決めておきましょう。
私の友達は、「稼いだボーナスの1割分、上乗せされる」というシステムをとっていたのですが、「妻は稼いでないから上乗せなし」という状態でした。
また、年々稼ぐ金額が多くなると、ボーナス月のお小遣いも増えていきます。
話がややこしくならないように、「夫婦ともに2万円ずつUP」という定額制が無難かもしれませんよ。
自宅でこっそり稼ぐという手もあるよ!
明治安田生命の報告書で、妻のお小遣いの平均は、だと初めにお伝えしました。
しかし、世の奥さんが「本当はこの金額は欲しい!」という希望のお小遣い額は27,984円というデータも算出されています。
- 妻のお小遣いの平均:19,376円
- 実際に欲しい金額:27,984円
- 理想と現実の差額:8,608円
つまり、9,000円足りない~!と不満に感じているようです。
実際に、今のあなたがもらっているお小遣いの金額から、9,000円お小遣いが増えたら、すっごく嬉しくないですか?
今のお小遣いを9,000円値上げしてもらうのは、結構ハードルが高いので、自宅でお小遣い稼ぎをしてみるという方法がおすすめですよ。
こちらの記事を参考にしてみてくださいね♡
まとめ
お金の管理の方法は、それぞれ家族ごとに違うかと思いますが、もしあなたが今「お小遣いが欲しい」「もっとお小遣いを増やしたい」と思うのならば、一度夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。
今回紹介した統計や、メリットなどを話してみれば、状況は変わるかもしれませんよ♪
もし、夫が不満そうな顔をするようであれば、こっそりお小遣い稼ぎを始めて、夫のお小遣いよりも稼いでみると「ざまーみろ♡」とスッキリするかもしれません。
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